独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月29日、サーバサイドのWebアプリケーションを開発するための実行環境である「Node.js」のパッケージマネージャ「npm」にワームプログラムの感染拡大を許す脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.5。Node.js のパッケージマネージャ「npm」には、セマンティックバージョニングで依存関係にあるパッケージのバージョンが固定されていなこと、npmサーバへのログイン状態が維持されること、レジストリサーバにコードを公開できることから、自己複製型のワームプログラムを作成される脆弱性が存在する。現時点では有効な対策方法は公開されていない。