[RSA Conference 2016 USA] クラウド時代のセキュリティを再定義し 包括的なWeb & クラウドセキュリティ ベンダに脱皮(ブルーコート) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.18(土)

[RSA Conference 2016 USA] クラウド時代のセキュリティを再定義し 包括的なWeb & クラウドセキュリティ ベンダに脱皮(ブルーコート)

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント

日本ではまだ、大企業向けゲートウェイ製品のイメージが強いブルーコートだが、クラウドサービスのセキュリティやコンプライアンスを担保する「CASB (キャスビー)」(註)」をソリューションに加えるなど、包括的なWebおよびクラウドセキュリティベンダーとして、急激にグローバルで存在感を増している。RSA Conference 2016 USA 会場で、同社マーケティング担当 シニア バイス プレジデント Michael Williams に話を聞いた。

註 : CASB : Cloud Access Security Brokers. 従業員によるクラウドアプリの利用状況可視化と制御を通じ、セキュリティポリシーやコンプライアンスを実現するサービス

──クラウドサービスのセキュリティ企業を 2015 年に 2 社買収しましたね。

6 月にクラウドのデータにトークン化と暗号化を提供する Perspecsys 社を、そして11月には Elastica 社を買収しました。Elasticaの CASB ソリューションは、クラウドセキュリティを可視化し、脅威の検知と評価を行う、優れた機能を持っています。ネットワークに何が接続されているか、誰がどんなアプリケーションを使っているか、それらは許可されているのか、あるいは無許可なのか、全体的に把握して管理することができます。

──多くの CASB ベンダの中で Elastica を選んだ理由は?

買収を決定する前、私たちは大小問わずあらゆるベンダを綿密に調査して、技術の深いところまで細かく評価しました。Elastica の企業規模は大きくはありませんでしたが、突出した2 つ技術的長所がありました。

ひとつは、機械学習と最新のデータサイエンスを活用したスケーラビリティです。企業規模を問わないサービスを提供していくのはもちろんですが、これまでのブルーコートの顧客の多くはエンタープライズですから、その規模を扱える技術であることが重要でした。もうひとつが、これまで見たことのないような、美しく、直感的に理解し利用できる、優れたユーザーインターフェイスです。

Elastica のオープンアーキテクチャのおかげで、買収してからまだ 4 か月しか経過していないにも関わらず、ProxySG と、Elastica CloudSOC を組み合わせた製品をリリースすることができています。

――CloudSOC はどんなサービスですか?

多くの企業では、自社が利用しているクラウドアプリは 50 から 60 程度だと考えています。しかし、実際はそれをはるかに上回る数を利用しています。そんな状況のなかで企業は、どのスタッフがどんなクラウドアプリを利用しているのか、それぞれのアプリにどんなリスクがあるのかを包括的に理解し、制御することがセキュリティ上もコンプライアンス上も求められます。

CloudSOC は従業員のクラウドサービスの利用状況を可視化し、リスクを分析するサービスです。シャドウ IT を探し出したり、企業のポリシーや、 PCI や HIPPA のようなコンプライアンスを強制的に適用することもできます。

――SOC(セキュリティオペレーションセンター)のクラウドサービス版ということですね。L7 の通信制御を通じて同様の機能を提供するアプライアンスやサービスはすでに多く存在します。CloudSOC は何が違いますか。

私たちの製品は、企業から生まれる膨大なデータと、そこで利用される数百数千のアプリケーション、そして多数の従業員の行動分析のために、データサイエンスと機械学習を本格的に活用している点が異なっています。Elasticaは、シリコンバレーでも有数のデータサイエンスと機械学習の専門研究者を 多数有しています。

──ブルーコートは クラウドセキュリティ ベンダに大きく舵を切りました。勝算はどこにあるのでしょうか。

多くのベンダは、伝統的なオンプレミスかクラウドの、いずれか一方だけに取り組んでいることが多いと思います。しかし私たちブルーコートは、従来のトラディショナルなネットワークを深く理解しつつも、クラウドネットワークの研究と理解も積極的に進めてきています。ブルーコートこそが、オンプレミスとクラウドで構成された新しいネットワーク環境のセキュリティとコンプライアンスのあるべき姿を再定義していくことができると考えています。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

研修・セミナー・カンファレンス カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 総務省の「自治体情報システム強靱性向上」、その成果と新たな課題

    総務省の「自治体情報システム強靱性向上」、その成果と新たな課題

  2. 脆弱性診断サービスはどこまで標準化できるのか(SHIFT SECURITY)

    脆弱性診断サービスはどこまで標準化できるのか(SHIFT SECURITY)

  3. [今週開催] 日本発の国際サイバーセキュリティ会議 CODE BLUE 2017、三つの挑戦

    [今週開催] 日本発の国際サイバーセキュリティ会議 CODE BLUE 2017、三つの挑戦

  4. 京王電鉄のサイバーセキュリティ、2005年の契機

  5. サイバー犯罪対策、産学官連携の成果 -- JC3 間仁田氏報告

  6. 2017年8月25日 名和利男の目に映った光景

  7. DMARCの国内ISP導入事例

  8. 企業のネットワーク管理者必見!Internet Week 2017 セキュリティセッション紹介 第5回「知らないと困る?! 認証局とHTTPSの最新動向」について語る

  9. 企業のネットワーク管理者必見!Internet Week 2017 セキュリティセッション紹介 第2回「今求められるSOC、CSIRTの姿とは~世界の攻撃者をOMOTENASHIしないために~」について語る

  10. 企業のネットワーク管理者必見!Internet Week 2017 セキュリティセッション紹介 第4回「サイバー攻撃最前線2017」について語る

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×