独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月18日、SolarWindsが提供するヘルプデスクのリモートデスクトップ接続などによるサポート作業を補助するソフトウェア「DameWare Mini Remote Control」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.7。「DameWare Mini Remote Control」の dwrcs.exe には、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2016-2345)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に機密情報を取得されたり、SYSTEM 権限で任意のコードを実行される可能性がある。現在のところ有効な対策方法は公開されておらず、JVNではアクセスを信頼できるホストやネットワークに制限することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。