独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月19日、Android PlatformのURLConnectionクラスに、HTTPヘッダインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.3。「Android 2.2 から 6.0 に含まれる URLConnection クラス」には、オープンソースの OkHttp から取り込んだソースコードが原因でHTTPヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2016-1155)が存在する。この脆弱性により想定される影響はアプリケーションによって異なるが、表示されるページが改ざんされたり任意のスクリプトが実行されたりクッキーに任意の値を設定されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、対策済みの OkHttp を使用するよう呼びかけている。