BBソフトサービス株式会社は2月18日、「インターネット詐欺リポート(2016年1月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、1月のインターネット詐欺サイトの検知数は966,635件で、前月より14.4%増加した。このうちワンクリック・不当請求詐欺サイトは50.73%、フィッシング詐欺サイトは42.39%、マルウェア感染サイトは0.65%、ボーガスウェア配布サイトは4.99%、ぜい弱性悪用サイトは1.24%を占めていた。特にフィッシング詐欺サイトが増加している。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで13.18%、Androidで76.11%、iOSで45.96%となっている。1月度は、バレンタインデーに便乗した詐欺サイトを多数検知したという。商品としては、高級チョコレートのほか、ブランド品のセール販売を装う詐欺サイトもあったという。このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、不正なプログラムを仕込まれクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性もある。さらに2月から4月にかけて、ホワイトデーや新生活をターゲットにした商材の詐欺サイトの急増が予想されるため、注意が必要としている。