独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月5日、セキュリティソフト「Comodo Internet Security」に同梱されるWebブラウザ「Chromodo」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.3。「Chromodo 45.8.12.392」「Chromodo 45.8.12.391」には、デフォルト設定では同一生成元ポリシーの適用を行っていないことが原因で脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたWebサイトにアクセスすることで、Webブラウザに表示されている他のドメインのWebコンテンツを取得される可能性がある。現在のところ、JPCERT/CCではこれらの問題を解決する現実的な方法を把握していないが、JavaScriptを無効にすることや、脆弱性が修正されるまでの間「Chromodo」を使用しないことで、脆弱性の影響を軽減できるとしている。