独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月2日、Huaweiが提供するWi-Fiルータ「Huawei E5151」および「Huawei E5186」に、不十分なランダム値を使用している脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。「Huawei E5151 firmware version 21.141.13.00.1080」および「Huawei E5186 firmware version V200R001B306D01C00」には、機器から送信されるDNSクエリのソースポート番号が固定されている「不十分なランダム値の使用」の脆弱性(CVE-2015-8265)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によってDNSレスポンスを偽装され、LAN内の端末を悪意のあるサーバに誘導される可能性がある。Huawei E5151の対策アップデートは、SmarTone(customer_care@smartone.com)に連絡することで入手できる。また、本脆弱性を修正した Huawei E5186 用ファームウェア V200R001B310D01SP00C00 がリリースされている。