大日本印刷株式会社(DNP)は1月12日、自動車業界向けに車載システムのセキュリティ対策サービスを提供開始すると発表した。このサービスは、車載機器に搭載されているアプリケーションの改ざんや秘密情報の不正な取得などを防止し、車載システムのセキュリティ性を高めるというもの。第一弾として、車載システムの秘密情報の不正な取得を防止するクラッキング対策ソフトウェア「CrackProof」と、車載通信機器に組み込んで通信データを暗号化し、通信機器同士の認証と管理を専用サーバで行うシステム「DNP Multi-Peer VPN(Virtual Private Network)」を活用した自動車業界向けのセキュリティ対策サービスの提供を開始する。同社では、自動車業界に向けてDNPのセキュリティ対策製品・サービスを提供し、自動車メーカー各社の車載通信機器への組み込みを進め、2020年度までの5年間で50億円の売上を目指すとしている。