独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月8日、Ipswitch, Incが提供するネットワーク管理・監視ソリューション「WhatsUp Gold」のXMLオブジェクトのデシリアライズ処理に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは9.8。「WhatsUp Gold version 16.3」には、SOAPリクエスト経由で受信したXMLオブジェクトのデシリアライズの際、データを適切に検証しない脆弱性(CVE-2015-8261)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にデータベース上でSQL文を実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。