社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は11月24日、熊本県警サイバー犯罪対策課と玉名署が11月18日、オンラインストレージサーバに地図ソフトのデータを記録・蔵置していた福岡県北九州市の無職男性(43歳)を、著作権法違反(複製権侵害)の疑いで逮捕し、19日に熊本地検へ送致したことを著作権侵害事件として発表した。男性は1月30日頃、株式会社ゼンリンが著作権を有する「ゼンリン電子地図帳Zi17 DVD全国版」をサーバコンピュータに蔵置して複製し、著作権(複製権)を侵害した疑いが持たれている。男性は、オークションの出品画面で、商品のやり取りを「取引ナビ」でのみ行うことを説明し、落札者にはファイルのオンラインストレージサービス上のURLを伝えてソフトウェアをダウンロードさせていた。ACCS会員からの情報によると、男性は本年1月、インターネットオークションを通じてACCS会員のビジネスソフトの海賊版を販売していた著作権法違反容疑で大阪府警に摘発されていた。