独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月5日、TYPE-MOONが提供する複数のゲーム製品にOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.8。「Fate/stay night(CD版、DVD版)」「Fate/hollow ataraxia」「魔法使いの夜」「Fate/stay night + hollow ataraxia(セット版)」には、OSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2015-5672)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたセーブデータを読み込むことで、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、信頼のおけない提供元から提供されたセーブデータを読み込まないことで、本脆弱性の影響を回避することが可能としている。