独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月29日、株式会社テクノプロジェクトが提供するオープンソースのグループウェア「縁sys」には、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.5。「縁sys 1.4.0 およびそれ以前」には、アクセス制限不備の脆弱性(CVE-2015-5671)、クロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2015-5670)、任意のファイルを作成される脆弱性(CVE-2015-5669)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によって任意のファイルにアクセスされたり、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行されたり、当該製品にログイン済みのユーザによって、サーバ上に任意のファイルを作成される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。