情報処理推進機構(IPA)は28日、「海外のSNSからの友達リクエストを承認した結果、他の友人に対して、自分名義の招待メールが勝手に送信された」という相談が急増しているとして注意を呼びかけた。 それによると、SNSの友達リクエストメールを受け取り、承認したところ、Googleの連絡先(コンタクト)に登録しているアドレス宛に、勝手にメールを送信するとのこと。9月の3倍以上となる39件の相談が、10月に入り寄せられているという。リクエストメールは、海外のSNSが送信した招待メールで、サービス連携を求める内容になっている。そのため、許可すると、Googleの連絡先へのアクセスを許可してしまう形となり、メールが連鎖する模様だ。 会社などでGoogle Appsを利用している場合、組織内で使用している連絡先情報等が読み取られ、自組織(独自ドメイン)名義の招待メールが送信されてしまうケースもあるとのこと。また送った側の相手組織が連鎖に巻き込まれる可能性もあるため、信用問題ともなりえる。そのためIPAでは、不用意にサービス連携を許可しないよう、注意を呼びかけている。