手のひら静脈などの生体情報を安全に暗号鍵として利用できる技術を開発(富士通研究所) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.05.28(日)

手のひら静脈などの生体情報を安全に暗号鍵として利用できる技術を開発(富士通研究所)

製品・サービス・業界動向 業界動向

 富士通研究所は26日、手のひら静脈などの生体情報をより安全に暗号鍵として利用できる技術を、新たに開発したことを発表した。これにより、鍵管理不要で、IDやパスワードなどの秘密情報を簡単に管理できるようになる見込みだ。

 指紋や虹彩を使った生体認証は、すでに個人利用端末の認証などに利用されているが、クラウドサービスなどネットワーク経由で利用する場合は、経路の安全性確保などに課題があった。同社では今回、暗号化/復号の際に、各々異なる乱数を用いて変換した生体情報を暗号鍵として利用する技術を開発。これにより、利用者の生体情報のみで秘密情報の暗号化/復号を行うことができ、暗号鍵の管理が不要となるという。

 誤り訂正符号を暗号化方式に応用。乱数は暗号化と復号のそれぞれで異なる値をシステムが無作為に決定し、これを用いることで秘密情報や生体情報を保護する。これにより、生体情報を用いた暗号化技術が、インターネットのクラウドサービスなどでも利用できることが期待される。

 今後同社では、高速化や対応情報の拡充などを進めるとともに、マイナンバー管理などへの適用を検討し、2017年度中の実用化を目指すとのこと。

クラウドサービスなどに生体認証を利用できる新技術、富士通研が開発

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

製品・サービス・業界動向 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 「こうして感染する」ランサムウェア感染プロセスと対策~トレンドマイクロ岡野氏に聞く

    「こうして感染する」ランサムウェア感染プロセスと対策~トレンドマイクロ岡野氏に聞く

  2. Webフィルタリングのデジタルアーツが外部攻撃対策市場へ進出

    Webフィルタリングのデジタルアーツが外部攻撃対策市場へ進出

  3. 高まる自動車のサイバーセキュリティの重要性を受け、JASPARに加盟(FFRI)

    高まる自動車のサイバーセキュリティの重要性を受け、JASPARに加盟(FFRI)

  4. サイバーセキュリティ分野で協力、連携して研究を促進(NICT、シスコ)

  5. 重要インフラ向けに新手法、ルールに逸脱する通信をサイバー攻撃と検知(三菱電機)

  6. 自分の利用しているサーバの状況を確認する方法 不正中継確認

  7. 社内のPCとサーバを把握し、収集したパッチ情報と緊急度を提示する製品(カスペルスキー)

  8. OKIがSOC事業に参入、7月より運用監視サービスを提供(OKI)

  9. 標的型攻撃の被害範囲を特定する新機能を搭載、今後は内部不正検知にも対応(富士通)

  10. 「Webアプリケーション脆弱性診断ガイドライン」を公開、手動診断を定義(JNSA、OWASP Japan)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×