独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月22日、HP社が提供するプリンタ「HP Photosmart B210」が印刷キューの管理に使用するSMBサーバにバッファオーバーフローを引き起こされる脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは6.1。「HP Photosmart Plus e-All-in-One Printer series - B210」には、先頭の296バイトを細工したSMBパケットを送ることでバッファオーバーフローを引き起こされる脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品と同一LAN内の攻撃者により、当該製品がDoS状態にされる可能性があり、復旧のためには当該製品の再起動を余儀なくされる。現時点では本脆弱性の解決策は不明。JVNでは、プリンタの電源を入れ直すことで通常動作に戻せるとしている。