独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月1日、Datalex社が提供するエアライン予約ソフトウェアに認証回避の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは7.8。Datalexのエアライン予約ソフトウェアには、エラー処理の不備に起因する認証回避の脆弱性(CVE-2015-2858)が存在する。この脆弱性が悪用されると、すべてのユーザのデータを取得される可能性がある。また、リモートの攻撃者によって任意のユーザのデータを変更される可能性がある。なお、本脆弱性の影響はサーバの設定により異なる。JVNでは、ユーザが対策を行う必要はなく、すべての航空会社でアップデートを完了しているとしている。