POS端末への感染を目的としたトロイの木馬の新たな亜種を発見(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

POS端末への感染を目的としたトロイの木馬の新たな亜種を発見(Dr.WEB)

Dr.WEBは、POS端末を感染させる新たなトロイの木馬「Trojan.MWZLesson」が同社のセキュリティリサーチャーにより発見されたと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は9月16日、POS端末を感染させる新たなトロイの木馬「Trojan.MWZLesson」が同社のセキュリティリサーチャーにより発見されたと発表した。このトロイの木馬はPOS端末に感染させるよう設計されており、起動されるとアプリケーションの自動起動を司るレジストリブランチを改変する。また、感染させたデバイスのRAM内でクレジットカード情報を探すモジュールが含まれている。

このコードは、POS端末を感染させる別のトロイの木馬「Trojan.PWS.Dexter」のコードを流用したものだという。取得したクレジットカード情報やその他の情報はC&Cサーバへ送信される。このほかTrojan.MWZLessonには、コマンドの送信やファイルのダウンロードおよび実行、自身のアップデート、ドキュメントの検索、HTTPフラッド攻撃の実行などが可能になっている。同社のセキュリティリサーチャーは、このトロイの木馬は「BackDoor.Neutrino.50」のシンプルなバージョンであると結論づけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×