マクニカネットワークス株式会社は8月25日、米Menlo Security社と販売代理店契約を締結したと発表した。Menlo Security社は、Web経由のマルウェア感染を防ぐソリューションを提供している。具体的には、AWS(Amazon Web Services)上にMenlo Security Isolation Platform(MSIP)というプラットフォームを構築、特許出願中の新しい分離テクノロジー「Adaptive Clientless Rendering(ACR)」により、すべてのWebコンテンツをエンドポイントから分離されたクラウド上のMSIPで実行させ、実行結果だけをエンドポイントに画面転送する。その結果、正規のWebサイトが改ざんされていた場合でも、エンドポイント上ではコードは実行されないため、Webサイト閲覧時のマルウェア感染を防ぐことができる。ACRの利用に特別なブラウザを用意したり、特別なエージェントをインストールする必要がなく、ユーザは普段使用しているWebブラウザを利用できる。また、展開も容易なため、企業規模を問わず統合的なWebセキュリティを実現できるとしている。なお同ソリューションは、VMwareやKVMでのサポートも予定されており、オンプレミスにおける仮想環境でも利用可能だという。