独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月7日、株式会社ヨドバシカメラが提供するAndroid向けアプリ「ヨドバシ」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは5.8。Android版の「ヨドバシ バージョン 1.2.1.0およびそれ以前」には、SSLサーバ証明書の検証不備(CVE-2015-2981)および任意のJavaのメソッドが実行される(CVE-2015-2980)脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、中間者攻撃による暗号通信の盗聴などが行われたり、Android端末の情報の窃取や任意のOSコマンド実行が行われる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。