独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月29日、株式会社ディーアイシーが提供する、施設の予約管理を行うためのソフトウェア「yoyaku_v41」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは7.5。「yoyaku_v41」は、OS コマンドインジェクション(CVE-2015-2979)、認証回避(CVE-2015-2978)、任意のファイルを作成される(CVE-2015-2977)脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、当該製品を設置しているサーバ上で、Webサーバの権限で任意のOSコマンドを実行されたり、リモートから不正に予約操作を実施されたり、サーバ上に任意のファイルを作成される可能性がある。JVNでは、同ソフトはすでに開発および配布が終了しているため、使用を停止するよう呼びかけている。