独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月17日、The PHP Groupが提供する「PHP」にOSコマンドインジェクション脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは6.8。「Windows 版 PHP 5.6.10 より前のバージョン」「Windows 版 PHP 5.5.26 より前のバージョン」「Windows 版 PHP 5.4.42 より前のバージョン」には、OSコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2015-4642)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたパラメータを escapeshellarg 関数に処理させることで、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。