●サイバー戦争の6つの特徴
1.攻撃者絶対有利
一般的なサイバー攻撃と同じく、サイバー戦においても攻撃者が有利である。守る側は広範な国内の全てのシステムを監視し、守らなければならないが攻撃者は、その中でもっとも脆弱な箇所に集中して攻撃するだけで済む。
2.抑止力が存在しない
従来の戦争に抑止力という概念が存在したのは、攻撃を受けるとほぼ同時に攻撃者を特定し、報復を行うことができたためである。サイバー攻撃においてはすぐに攻撃者を特定することは難しい。したがって迎撃を恐れる必要があまりない=抑止力の低下となる。先に紹介したアメリカの新しいサイバー戦略において示されたのは、「明確な根拠がなくても攻撃したい相手に攻撃したい時に攻撃する」ということなので、攻撃者を特定することを放棄している。これは抑止力にはなりえない。なぜなら攻撃していなくても報復される可能性があるのだから攻撃しない理由はない。
3.明確な開戦がない。現在進行形で戦闘が行われている
攻撃者がわからない上に、「攻撃者絶対有利」ならば先に攻撃すべきなのは明らかである。必然的にサイバー冷戦に突入しているのが、現在である。かつての冷戦は戦火を交えない戦いだったが、サイバー冷戦ではサイバー空間において匿名での戦いが火ぶたを切って落とされている。宣戦布告なしに、匿名の継続的な攻撃でじわじわと情報を盗み国力を削ぎ、来たるべき時のためにbotネットなどの仕掛けを展開しているのだ。
1.攻撃者絶対有利
一般的なサイバー攻撃と同じく、サイバー戦においても攻撃者が有利である。守る側は広範な国内の全てのシステムを監視し、守らなければならないが攻撃者は、その中でもっとも脆弱な箇所に集中して攻撃するだけで済む。
2.抑止力が存在しない
従来の戦争に抑止力という概念が存在したのは、攻撃を受けるとほぼ同時に攻撃者を特定し、報復を行うことができたためである。サイバー攻撃においてはすぐに攻撃者を特定することは難しい。したがって迎撃を恐れる必要があまりない=抑止力の低下となる。先に紹介したアメリカの新しいサイバー戦略において示されたのは、「明確な根拠がなくても攻撃したい相手に攻撃したい時に攻撃する」ということなので、攻撃者を特定することを放棄している。これは抑止力にはなりえない。なぜなら攻撃していなくても報復される可能性があるのだから攻撃しない理由はない。
3.明確な開戦がない。現在進行形で戦闘が行われている
攻撃者がわからない上に、「攻撃者絶対有利」ならば先に攻撃すべきなのは明らかである。必然的にサイバー冷戦に突入しているのが、現在である。かつての冷戦は戦火を交えない戦いだったが、サイバー冷戦ではサイバー空間において匿名での戦いが火ぶたを切って落とされている。宣戦布告なしに、匿名の継続的な攻撃でじわじわと情報を盗み国力を削ぎ、来たるべき時のためにbotネットなどの仕掛けを展開しているのだ。