[インタビュー] 高い顧客満足度を誇るURLフィルタリング製品を展開するALSIが開発したモバイル向け統合セキュリティサービスとは(ALSI) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.12.14(木)

[インタビュー] 高い顧客満足度を誇るURLフィルタリング製品を展開するALSIが開発したモバイル向け統合セキュリティサービスとは(ALSI)

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株式会社イードが実施した「イード・アワード2015 法人向けエンタープライズセキュリティ」において、アルプス システム インテグレーション株式会社のInterSafe WebFilterが、URLフィルタリングの部において「総合満足度」「導入満足度」「誰かに勧めたい」で1位を獲得した。同製品は、2013年から3年続けて多数の部門で1位を獲得しており、高い顧客満足度を誇っている。

同社セキュリティ事業部 主任技師 竹内直人氏に、受賞の声とあわせ、6月から販売を開始した「InterSafe MobileSecurity」について聞いた。

──InterSafe WebFilter(以下InterSafe)が高い顧客満足度を得ている点について、どのようにお考えですか

おかげさまでフィルタリングの国内シェアにおいて、当社は11年連続でナンバーワン( ALSI調査)を獲得しております。顧客満足度はこうした実績をはじめ、製品機能や技術サポートも含めたお客様のトータルな評価によるものと考えています。

購入前から環境構築前後まで、一貫して手厚いサポートが提供できる点については、海外製品をはじめとする他社製品には真似ができないところであると自負しています。購入後でも、お問い合わせ時のいわゆる「たらい回し」や「後日改めて回答」も極力なくし、お電話をいただいたその場での対応が可能な体制を整えています。

その分、サポートメンバーには高い技術力が要求されるので、一朝一夕にできた訳ではありません。15年の販売実績を持ち、情報システム管理者のご要望にお応えし続けてきたInterSafeだからこそ構築できた体制と考えています。

──InterSafeが競合製品よりも優れているのはどんなところですか

フィルタリング製品において、もっとも重要かつ品質に影響するのは、カテゴリ分類のURLデータベース(以下DB)です。当社のDBは、約34億の登録Webコンテンツを147のカテゴリに分類し、業界最高水準となる網羅率98%(一般的な組織でのWebアクセスを分類できる割合)を実現しています。URLの収集・分類から登録までのフローは、システムによるものと専任担当者の目視確認を組み合わせたハイブリッドな体制になっており、弊社独自のノウハウに基づいています。

──やはり人の目が入るというのは大きなポイントでしょうか

はい。ウイルス感染サイトやC&Cサーバーは人の目を介さなくても、というより、システムが得意な領域です。一方で、言語や言葉の組み合わせで自動的に抽出したサイトをシステムだけで正確に分類するのには限界があります。例えば、「コスプレ」は、一昔前は「アダルト」と解釈されることが多かったのですが、現在では文化的に解釈されるケースも増えています。このように、社会背景やお客様のご要望を考慮し、システムだけでなく人による「判断」が介在することで、さらに信頼性の高いDBづくりが可能になります。

URLの分類に関しては、一方的に分類するだけでなく対外的なお問い合わせ窓口を設け、登録内容についての疑問点解消や登録追加の申告を受け付ける体制を取っております。これにより、『お客様の意見が広く反映されたDBに日々進化する』仕組みも重要なポイントの一つです。

──6月に販売開始された「InterSafe MobileSecurity」(以下MobileSecurity)について教えてください

MobileSecurityは、VPN接続を利用することで、端末からのすべての通信を一元管理できるスマートデバイス向けの統合セキュリティサービスです。これにより、専用ブラウザではなく、標準ブラウザを使ったフィルタリングやWebアクセス制御、社内システムにも安全にアクセスすることのできるVPNサービスなどがご利用いただけます。

フィルタリングはInterSafeと同等の機能を搭載しており、147カテゴリでのきめ細かいアクセス制御が可能です。書き込み規制、HTTPS通信のデコード、規制解除申請ワークフローなど、業務に即した柔軟なWebアクセス制御を実現します。もちろん、フィルタリングだけでなく、一般的なMDMの機能も利用できます。

さらに、VPN接続をお客様組織内のLANまで伸ばせる拠点間(Site to Site)VPNサービスをオプションで用意しています。これにより、インターネットだけでなく、端末からの社内システムへも安全にアクセスすることができます。

──開発に至った経緯、狙いはどのあたりにあるのでしょう

弊社ではこれまでブラウザ型のフィルタリング製品を販売していましたが、お客様から特に多かった要望が2点あります。

1点目は「Safariとの互換性」です。ブラウザ型のフィルタリング製品は、その名が示すとおり、ブラウザ機能とアクセス制限を行うフィルタリング機能を併せ持った製品です。ブラウザ機能としてはSafariと同等レベルのものを備えていますが、100%%の互換性を保証するものではありません。また、社内システムや社外サービスの利用がメインで、サポートブラウザがSafariのみのお客様にとっては、「Safariとの互換性」が製品選定時の優先順位で重要視されます。

2点目が「情報漏洩の観点でのセキュリティ強化」です。ブラウザ型のフィルタリング製品では、専用ブラウザからのアクセスだけがフィルタリング対象です。それ以外の通信、例えば、端末にプリインストールされているネイティブブラウザ(Safari)や、メッセージアプリなどに備わる「アプリ内ブラウザ」からの通信はフィルタリングの対象外となってしまいます。業務効率向上や不快なサイトへのアクセス禁止、ウイルス感染リスクの低減にはもちろん有効ですが、情報漏洩に特に敏感なお客様にとっては万全な仕組みとは言えません。そこで、端末から出てくるすべての通信をVPNで暗号化し、当社のデータセンターのサーバーでフィルタリングする機能を備えました。

──MobileSecurityの販売開始後の反響はいかがですか

おかげさまで販売開始直後から多くのお問い合わせがあり、試用版利用のご要望を多数いただいております。モバイル端末の業務活用のメリットは、すき間時間の有効活用の他、業務アプリをネイティブアプリとして作り込むことにより、社員のITリテラシーにかかわらず業務の標準化や生産性向上に寄与できる点にあります。

その意味で、社員数が多く、外出機会が多く、さらにお客様の重要な情報を扱う業種、例えば、金融や流通(小売)などは非常にマッチすると思います。
またInterSafeをすでにご利用のお客様からは、ポリシー管理をMobileSecurityと連携させて、一元的に、シームレスに利用したいという声をいただいています。今後も、お客様のニーズをタイムリーに反映し、初年度は30,000ライセンスの販売を目標にしています。

──ありがとうございました
《阿部欽一》

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