[インタビュー] 見えない脅威を検知する~防衛大学校 中村康弘 教授 | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

[インタビュー] 見えない脅威を検知する~防衛大学校 中村康弘 教授

一田「TCPハンドシェイクの応答時間を分析することで踏み台を経由した攻撃を判別できるわけですね。それは素晴らしい。」
中村「今後さらに長期的なデータを分析し、特徴の抽出や分類を行うとともに精度を上げていきたいと考えています。」

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インターネットの普及と発展は、そのままネットの脅威の広がりでもある。毎日のように発見される脅威は、より巧みになり、検知と対策を困難なものにしている。今回、防衛大学校 情報工学科で教鞭を執る中村康弘教授に、最近の研究成果を中心に話を聞いた。(聞き手:作家 一田和樹)


●教務と実務(計算機センター運営)の二足のわらじを20年以上

一田
本日は、中村先生が最近研究なさっている内容を中心に最新のサイバーセキュリティの動向についてお話を伺えればとおもっております。まず、最初に先生のプロフィールについて簡単に教えていただけますでしょうか。

中村
1987年に防衛大助手として着任して以来、教務とともに計算機センターの運営にもかかわってきました。当初は私ひとりしかいなかったんですが、今では10人以上が運営に携わっています。2千人近い学生がそれぞれ自分のパソコンを持ち、ネットワークに接続しているのですから、昔に比べると業務量もかなり増えています。現在は、学科長を拝命している関係でセンター運営からは離れていますが、かれこれ20年以上は二足のわらじを履いていたことになります。

一田
その間にはかなり変化があったと思います。特に印象に残っているターニングポイントのようなものはありますでしょうか?

中村
2000年を境にして大きく変わりました…

※本記事は2015年6月22日配信の Scan PREMIUM に全文を掲載します
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