独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月5日、Zoho Corporationが提供するネットワークトラフィック解析ツール「NetFlow Analyzer」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは5.0。「NetFlow Analyzer build 10250 およびそれ以前」には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2015-2961)、アクセス制限不備(CVE-2015-2959)、クロスサイトスクリプティング(CVE-2015-2960)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、攻撃者によって意図しない操作を実行されたり、パスワードの変更やユーザアカウントの削除、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版 build 10250 にバージョンアップし、その後パッチを適用するよう呼びかけている。