独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月3日、F21が提供する、JSON Web Tokenを扱うためのPHPライブラリ「JWT」にトークンの署名検証を回避される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは5.0。「JWT 2.0より前のバージョン」には、トークンの署名検証を回避される脆弱性(CVE-2015-2951)が存在する。この脆弱性が悪用されると、攻撃者によって細工されたデータを、正しく署名されたトークンとして扱ってしまう可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。