独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月1日、Blue Coat Systems, Inc.が提供するアプライアンス「Blue Coat SSL Visibility Appliance」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは6.8。「Blue Coat SSL Visibility Appliance ファミリー(SV800、SV1800、SV2800、SV3800)バージョン 3.6.x から 3.8.3 まで」には、クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2015-2852)、セッションの固定化(CVE-2015-2853)、不適切な入力確認(CVE-2015-2854)、情報漏えい(CVE-2015-2855)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に他のユーザのIDを取得されたり、ユーザのセッションを偽装されたり、ユーザと同等の権限で機器に対する操作を実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。