独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月30日、Barracuda Networksが提供する「Barracuda Web Filter」にSSL Inspection 機能に関する複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによる最大Base Scoreは8.8。「Barracuda Web Filter version 8.1.0.005 より前のバージョン」でSSL Inspection 機能を設定している場合に、アップストリームの証明書の不適切な検証(CVE-2015-0961)、およびルートCA証明書の共有(CVE-2015-0962)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、第三者に中間者攻撃を実行されても、ユーザ側で検知できない可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートする、また古い証明書が削除されていることを確認するよう呼びかけている。