日本マイクロソフト株式会社は4月15日、2015年4月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は11件で、このうち最大深刻度「緊急」が4件、「重要」が7件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで26件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。「緊急」MS15-032:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(3038314)要再起動MS15-033:Microsoft Office の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3048019)再起動が必要な場合ありMS15-034:HTTP.sys の脆弱性により、リモートでコードが実行される(3042553)要再起動MS15-035:Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3046306)再起動が必要な場合あり「重要」MS15-036:Microsoft SharePoint Server の脆弱性により、特権が昇格される(3052044)再起動が必要な場合ありMS15-037:Windows タスク スケジューラの脆弱性により、特権が昇格される(3046269)再起動の必要なしMS15-038:Microsoft Windows の脆弱性により、特権が昇格される(3049576)要再起動MS15-039:XML コア サービスの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3046482)再起動が必要な場合ありMS15-040:Active Directory フェデレーション サービスの脆弱性により、情報漏えいが起こる(3045711)再起動が必要な場合ありMS15-041:.NET Framework の脆弱性により、情報漏えいが起こる(3048010)再起動が必要な場合ありMS15-042:Windows Hyper-V の脆弱性により、サービス拒否が起こる(3047234)要再起動このうち、MS15-033(CVE-2015-1641)は脆弱性が一般に公開されており、脆弱性を悪用しようとする限定的な攻撃が確認されていた。