独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月8日、Network Time Protocol projectが提供する「ntpd」に複数の脆弱性(CVE-2015-1798、CVE-2015-1799)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは5.4。「ntpd 4.2.5p99 から ntp-4.2.8p1 まで」には、MAC(メッセージ認証コード)を含まないパケットを正しいMACを持つパケットと同様に受け入れられてしまう脆弱性があり、「xntp3.3wy から ntp-4.2.8p1 まで」などには、時刻同期が妨害される脆弱性が存在する。これらの脆弱性は「ntp-4.2.8p2」で修正されており、JVNではNTP Projectや各開発者の提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。