株式会社ラックは4月9日、米Dynatrace LLC(Dynatrace社)と日本国内における総代理店契約を締結し、Dynatrace製品の販売および製品サポートを2015年4月1日より開始したと発表した。Dynatrace社は、業務システムや提供サービスを支えるさまざまなシステムのアプリケーションを快適に使えるように総合的に運用管理する「アプリケーションパフォーマンス管理(APM:Application Performance Management)」で、世界No.1のシェアを持つ会社。今回の締結により、ラックはセキュリティと同様にアプリケーションパフォーマンス管理市場に本格参入する。Dynatrace社の製品は、全世界で5,800社以上の企業で使われており、急拡大するAPM市場に注力するため、2015年4月1日付で米コンピュウェア・コーポレーションから分社化して設立されている。ラックは、同日付で自社に「Dynatrace事業部」を新設し、APM事業を開始している。同事業部は今回の締結に基づき、代理店を通しての国内販売、代理店サポート、マーケティング、ユーザサポート、業務やサービス提供を直接支えるアプリケーションのパフォーマンス診断サービス、さまざまなシステムのパフォーマンスについてのコンサルティングなどの体制を強化する。