独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月3日、SerVisionが提供する「HVG Video Gateway」のWebインタフェースに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは10.0。HVG Video Gatewayのファームウェア「バージョン 2.2.26a78 より前のバージョン」には、別のパスやチャンネルを介した認証回避、および「バージョン 2.2.26a100 およびそれ以前」には、不適切なアクセス制御(CVE-2015-0929)の脆弱性、「バージョン 2.2.26a100 より前のバージョン」には、パスワードがハードコードされている問題(CVE-2015-0930)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者に当該機器の管理者権限を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。ただし、このアップデートを適用しても、CVE-2015-0929は修正されないとしている。