独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月30日、サイボウズ株式会社が提供する「サイボウズ リモートサービス」を利用して社内のサイボウズ製品などにアクセスするためのソフトウェア「リモートサービスマネージャー」にDoSの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは7.1。「リモートサービスマネージャー 2.3.0 およびそれ以前」「リモートサービスマネージャー 3.1.2 およびそれ以前」には、DoSの脆弱性(CVE-2014-7266)が存在する。これは、2014年4月に公開されたDoSの脆弱性(CVE-2014-1983)への対応が不十分であったため、あらためて修正されたもの。この脆弱性が悪用されると、リモートサービスマネージャーが稼働するサーバのリソースが枯渇する可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに設定ファイルを変更するよう呼びかけている。