株式会社アンラボは1月19日、2012年~2014年のスマートフォンマルウェアの統計および韓国における2015年のモバイルセキュリティ脅威の予想トレンドBig 4を分析し、発表した。Big 4は、「スマートフォンバンキングユーザを狙った攻撃の高度化」「スマートフォン決済サービスを狙った新しい脅威の登場」「スミッシング(Smishing)の高度化」「モノのインターネット(IoT)の中心としてのスマートフォンの重要性の浮上」としている。スマートフォンバンキングマルウェアは、金融機関のさまざまなセキュリティ強化策を分析し、回避を試みるとしている。また、スマートフォンの決済サービスが本格的に導入されるにつれ、これを狙うセキュリティ脅威も増加する恐れがあるとみている。スミッシングでは、ユーザを騙す手法の高度化およびスミッシング検知セキュリティソリューションを回避するための試みも増えると予想。金銭的な被害も発生するとしている。IoTでは、その中心となるスマートフォンに対してセキュリティ脅威を与える可能性が高いとしている。