独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月19日、Intelligent Platform Management Interface(IPMI)v1.5プロトコルを実装している複数の Dell iDRAC 製品に、セッション管理の問題に起因するコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-2014-8272)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは10.0と高い。「iDRAC6 modular バージョン 3.60 およびそれ以前」「iDRAC6 monolithic バージョン 1.97 およびそれ以前」「iDRAC7 バージョン 1.56.55 およびそれ以前」における IPMI v1.5 プロトコルの実装で使われているセッション ID は、乱数としての品質が悪く予測可能となっている。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にDell iDRAC に接続するセッションを乗っ取られ、任意のコマンドを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。