ブラウザ同期技術にワンタイムパスワード認証を活用(KDDI、KDDI研究所) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

ブラウザ同期技術にワンタイムパスワード認証を活用(KDDI、KDDI研究所)

 KDDIとKDDI研究所は17日、OSやデバイスに依存しないリモートサポートの実現に向け、トライアルを実施したことを発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
 KDDIとKDDI研究所は17日、OSやデバイスに依存しないリモートサポートの実現に向け、トライアルを実施したことを発表した。

 このトライアルは、KDDI研究所が2010年に開発した「ブラウザ同期技術」を活用したもので、離れたユーザー同士のWebブラウザの表示画面を同期し、ユーザーのブラウザ操作を支援できる。Web画面全体の転送ではなく、Webブラウザ上の操作(クリックやテキストボックスへの文字入力など)のみを転送するため、専用のアプリケーションも必要ないのこと。

 トライアルの実施期間は4月28日~5月20日で、「ブラウザ同期技術」を活用し、スマートフォンのEメール初期設定やau IDのパスワード設定などを「auお客さまセンター」のオペレータが遠隔で支援したとのこと。結果は好評で、トライアル後のアンケートの結果では、94%から「次回も利用したい」との回答があったとしている。なお利用にはワンタイムパスワードによる認証を行い、同意に基づいてWebブラウザの同期を実現したという。

 今後はトライアルの結果を踏まえ、想定外の動作によりブラウザ同期が切れた場合に円滑に復帰する機能など、「ブラウザ同期技術」のさらなる品質改善を行う方針だ。

KDDI、“ブラウザ同期技術”を活用した「リモートサポート」を試験運用

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×