独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月9日、IBMが提供する「IBM WebSphere Application Server」および「IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition」に、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「IBM WebSphere Application Server」および「IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition」の複数のバージョンには、クロスサイトスクリプティング(XSS)とクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性(CVE-2014-4770、CVE-2014-4816)が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。また、当該製品にログインした状態で細工したページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる可能性がある。JVNでは、開発者の情報を素にアップデートするよう呼びかけている。