独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月25日、株式会社エスリンクが提供するAndroidアプリ「ファイルマネージャー」に、ディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2014-5319)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「ファイルマネージャー Ver 1.2.5 およびそれ以前」には、ファイル名の処理の問題が原因でディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によってアプリの権限でアクセス可能なディレクトリにおいて、ファイルを作成されたり既存のファイルを上書きされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。