独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月12日、Embarcadero Technologiesが提供する「Embarcadero Delphi」と「C++Builder」のVCLにバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2014-0993)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、VCLを含むその他の製品バージョンも影響を受ける可能性がある。「Embarcadero Delphi XE6 Version 20.0.15596.9843」およびEmbarcadero C++Builder XE6 Version 20.0.15596.9843」に含まれているVCLは、BMPファイルの処理が原因でバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたBMPファイルを処理することで任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに各製品をアップデートし、アプリを再構築するよう呼びかけている。