調査により浮かび上がった企業のセキュリティ問題点--分析レポート(NRIセキュア) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.22(水)

調査により浮かび上がった企業のセキュリティ問題点--分析レポート(NRIセキュア)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は8月20日、「サイバーセキュリティ 傾向分析レポート2014」を公開した。本レポートは、同社が顧客企業に提供した各種の情報セキュリティ対策サービスを通じて得られたデータの分析を元に、最新のセキュリティ脅威の動向と推奨する対策をまとめたもの。今回で10回目となる。本レポートにより、「企業が一元的に存在を把握しているWebサイトは約5割に過ぎない」「サポート切れソフトウェア製品のバージョンアップが進んでいない」「CSIRTの運営に必要な人材の確保が困難である」の3つの問題点が明らかになったとしている。

企業が管理すべきWebサイトの棚卸を実施した結果、企業が一元的に存在を把握できていたWebサイトは約5割にとどまった。危険度が高い脆弱性が公表された際には、各サイトについて脆弱性を抱えるバージョンのソフトウェア製品を利用しているかどうかに加え、そのサイトがインターネットに公開されているか否かといったネットワークの構成情報も考慮に入れた調査が必要になる。しかし、一元的に把握できていない約5割のWebサイトについては、そもそも、その調査対象に含まれないため、脆弱性が放置されたままで公開されている可能性がある。

またレポートによると、ソフトウェア製品のサポート切れ状況は、「PHP」で56%、「Apache」で24%の企業がサポート切れのバージョンを使用していた。セキュリティパッチを入手するためには、サポート切れの製品をバージョンアップして、サポートを受けられる状態にする必要がある。しかし、その際にWebアプリケーションの改修が必要になる場合も多く、また改修には一定期間を要するため、脆弱性の公表日から攻撃を受けるまでの短期間のうちに対策を完了することは非常に困難であるとしている。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

    最多脆弱性ブラウザはChrome、最もパッチが適用されていないブラウザは(フレクセラ)

  2. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

    2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  3. 狙われるATM、ネットワーク感染やATMマルウェアの地下市場での販売を確認(トレンドマイクロ)

    狙われるATM、ネットワーク感染やATMマルウェアの地下市場での販売を確認(トレンドマイクロ)

  4. ネットワークセキュリティ市場は堅調に拡大、不正アクセス監視やSSOに注目(富士キメラ総研)

  5. 産業用制御システムでもランサムウェアを検知--上半期レポート(カスペルスキー)

  6. セキュリティ関連機器・システム/サービス市場、需要のピークは2019年か(富士経済)

  7. PCのWebカメラで覗き見される脅威は知りつつも、物理的対策は4割に満たず(Avast)

  8. 2016年の個人情報漏えい、「紛失・置き忘れ」原因が大きく後退(JNSA)

  9. ランサムウェアの被害件数は前年から約3.5倍、検出台数は約9.8倍に(トレンドマイクロ)

  10. IT予算に占める情報セキュリティ予算、割合は増加するも金額は減少(カスペルスキー)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×