調査により浮かび上がった企業のセキュリティ問題点--分析レポート(NRIセキュア) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.09.21(木)

調査により浮かび上がった企業のセキュリティ問題点--分析レポート(NRIセキュア)

調査・レポート・白書 調査・ホワイトペーパー

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は8月20日、「サイバーセキュリティ 傾向分析レポート2014」を公開した。本レポートは、同社が顧客企業に提供した各種の情報セキュリティ対策サービスを通じて得られたデータの分析を元に、最新のセキュリティ脅威の動向と推奨する対策をまとめたもの。今回で10回目となる。本レポートにより、「企業が一元的に存在を把握しているWebサイトは約5割に過ぎない」「サポート切れソフトウェア製品のバージョンアップが進んでいない」「CSIRTの運営に必要な人材の確保が困難である」の3つの問題点が明らかになったとしている。

企業が管理すべきWebサイトの棚卸を実施した結果、企業が一元的に存在を把握できていたWebサイトは約5割にとどまった。危険度が高い脆弱性が公表された際には、各サイトについて脆弱性を抱えるバージョンのソフトウェア製品を利用しているかどうかに加え、そのサイトがインターネットに公開されているか否かといったネットワークの構成情報も考慮に入れた調査が必要になる。しかし、一元的に把握できていない約5割のWebサイトについては、そもそも、その調査対象に含まれないため、脆弱性が放置されたままで公開されている可能性がある。

またレポートによると、ソフトウェア製品のサポート切れ状況は、「PHP」で56%、「Apache」で24%の企業がサポート切れのバージョンを使用していた。セキュリティパッチを入手するためには、サポート切れの製品をバージョンアップして、サポートを受けられる状態にする必要がある。しかし、その際にWebアプリケーションの改修が必要になる場合も多く、また改修には一定期間を要するため、脆弱性の公表日から攻撃を受けるまでの短期間のうちに対策を完了することは非常に困難であるとしている。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

調査・レポート・白書 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. 2016年の企業のセキュリティインシデント年間被害額は2億3千万円(トレンドマイクロ)

    2016年の企業のセキュリティインシデント年間被害額は2億3千万円(トレンドマイクロ)

  2. セキュリティ管理は抵抗ユーザ & 無理解経営層の板ばさみ - 全国情シス調査

    セキュリティ管理は抵抗ユーザ & 無理解経営層の板ばさみ - 全国情シス調査

  3. 平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

    平日と土日で変わるサイバー攻撃傾向~フォーティネット調査

  4. ウイルスに感染したIoT機器からの攻撃、198カ国、約25万件を観測(横浜国立大学、BBソフトサービス)

  5. CTIを活用していれば、2011年からの防衛関連企業へのサイバー攻撃は防げた(ラック)

  6. エクスプロイトパッケージの公開により、サイバー脅威の状況が大きく変化(カスペルスキー)

  7. SSL証明書を入れない3大理由「費用高い」「メリットわからない」「必要なサイトでない」(フィッシング対策協議会)

  8. パフォーマンスを最も低下させるアプリはSamsung製アプリがトップに(Avast)

  9. 2016年の個人情報漏えい調査、件数の減少は小規模漏えいの非公表化か(JNSA)

  10. 比較的少ない400ノードで毎秒75Gbpsという今期最強のDDoS攻撃を発生(アカマイ)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×