一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は7月24日、福岡県警察本部サイバー犯罪対策課および春日警察署が同日、Gnutella系のファイル共有ソフトを用いてインターネット上に音楽ファイル等を公開していた2名を、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕したと発表した。このうち、福岡市中央区在住の26歳女性は、約6年前から「Cabos」を使用し、延べ1,300件以上の音楽ファイルを、また山口県大島郡在住の40歳男性は、約8年前から「LimeWire」を使用し、少なくとも400件以上の音楽ファイルを、いずれもJASRACの許諾を得ずにアップロードした疑いが持たれている。福岡県警は、Gnutella系ソフトによる音楽ファイルの違法アップロード者の摘発を継続しており、JASRACも現在、新たな告訴の準備を進めている。