当たり前のことを丁寧に運用し続けることが重要--インシデントレポート(ラック) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

当たり前のことを丁寧に運用し続けることが重要--インシデントレポート(ラック)

ラックは、「JSOC INSIGHT vol.4」を公開した。本レポートは、同社JSOCのセキュリティアナリストによる日々の分析結果に基づき、日本における不正アクセスやマルウェア感染などのセキュリティインシデントの発生傾向を分析したもの。

調査・レポート・白書・ガイドライン
「JSOC INSIGHT vol.4」
  • 「JSOC INSIGHT vol.4」
  • 重要インシデントの件数推移(2014 年1 月~3 月)
  • 内部から発生した重要インシデントの件数推移(2014 年1月~3 月)
株式会社ラックは7月22日、「JSOC INSIGHT vol.4」を公開した。本レポートは、同社JSOCのセキュリティアナリストによる日々の分析結果に基づき、日本における不正アクセスやマルウェア感染などのセキュリティインシデントの発生傾向を分析したもの。vol.4では、この四半期の特徴として、自組織のサイトがインターネットからどのように見えているか、どのようなサービスや情報にアクセスできるか、つまり、外からの見た目を意識することが重要であることを挙げている。

具体的には、本来アクセスできてはならない場所にアクセスされたり、公開する必要の無いサービスを公開していたり、問題がないと判断して公開しているサービスが脆弱なままであったりと、見た目に気をつけることで回避できた可能性のあるインシデントが多数あった。そのため、アクセス制御を適切に行い、脆弱性を修正し続けるという、今までにも言われてきたごくごく当たり前のことを丁寧に運用し続けることが、やはり重要であるとしている。またトピックスとして「手口が多様化したDDoS 攻撃の検知」「インターネットバンキングを狙うマルウェアの流行」「IoT(Internet of Things)のセキュリティ」「再びApache Struts」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

    ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

  2. 迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

    迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

  3. 「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

    「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

  4. 1,952 社から 9,208 件の報告 ~ 2023年度 Pマーク付与事業者の個人情報取扱いにおける事故

  5. 取締役や幹部への罰金 禁固 罷免 解雇 ~ サイバー攻撃後の被処罰最多は APJ 地域

  6. 世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  9. 「無料求人広告」無料期間終了後 高額請求、法人間のトラブル事例

  10. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×