独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月15日、特定非営利活動法人 Seasar ファウンデーションが提供する、JavaのWebアプリケーションを作成するためのソフトウェアフレームワーク「S2Struts」にClassLoaderが操作可能な脆弱性(CVE-2014-3893)の影響を受けるApache Struts を使用していると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「S2Struts 1.2.12 およびそれ以前」「S2Struts 1.3.1 およびそれ以前」には、Apache Strutsと同様のClassLoaderが操作可能な脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、S2Strutsが動作しているサーバ上で、リモートの攻撃者にによって情報を取得されたり、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報を元に最新版へアップデートするよう呼びかけている。