マカフィー株式会社は6月25日、同社ののセキュリティ研究機関であるMcAfee Labsによる2014年第1四半期の「McAfee脅威レポート」を発表した。本レポートでは、人気のモバイルゲーム「Flappy Bird」を装った、マルウェアが含まれている模倣アプリ・類似アプリなど、合法的なアプリやサービスの人気、機能、脆弱性を悪用するモバイルマルウェアの手口が明らかになっている。またレポートでは、モバイルアプリ開発者は自身が開発するアプリのセキュリティについて、より一層注意する必要があることを強調しており、一方アプリのユーザに対しては、犯罪者が利益を得るために悪用する可能性のある許可要求を簡単に承諾しないよう警告している。このほか、McAfee Labsのモバイルマルウェアのサンプル数が前四半期から167%増加したことや、新たに確認された疑わしいURLは1,800万件を上回り、3カ月連続で最高件数を更新していること、また署名付きマルウェア、マスターブート関連のマルウェア、ランサムウェア、ボットネットと通貨のマイニングなどについても紹介している。