佐内氏は2001年に、世界で最も権威と歴史を持つ、ラスベガスで毎年開催されるコンピュータセキュリティの国際会議 Black Hat USA に招かれ講演した日本人ハッカー。現在アズビル セキュリティフライデー株式会社 代表取締役社長として、経産省の主導する制御システムセキュリティセンター(CSSC)の立ち上げの他、工場やビル、社会インフラなどのセキュリティに深く携わる「制御システムを最もよく知るハッカー」である。
セキュリティの技術者やエンジニアが参加して開催される、CTF(Capture the Flag:旗取りゲームの意味)というコンピュータハッキング競技があって、それに似ています。CTF は日本でも文部科学省、経済産業省、警察庁などが後援して開催されているんですが、以前とルールが変わってきていて、昔はサーバ1個置いてあって、みんなでヨーイドン、ってやってたんですが、段々段々ゲーム性が高くなってきて、参加者が全員自分のサーバーを持ってて、これを守りながら敵の参加者のサーバを攻撃する形式が増えてきています。おもしろいですよね。ゲームの中で、自分を守って他人のを盗るとか出てきますよね。そこが一番ピリピリって引っかかりました。