BBソフトサービス株式会社は6月10日、「インターネット詐欺リポート(2014年5月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。5月のインターネット詐欺サイトの検知数は840,182件で、前月と比べて4.1%減少した。ネット詐欺の種類別では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが93.3%(前月比0.5ポイント減))、フィッシング詐欺サイト2.6%(同0.6ポイント減)、マルウェア感染サイト1.0%(同0.1ポイント増)、ボーガスウェア配布サイト1.2%(同0.4ポイント増)、脆弱性悪用サイト1.9%(同0.6ポイント増)を検知した。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで62.66%、Androidで98.42%、iOSで96.83%となっている。また5月は、ジューンブライド需要を狙ったウエディングドレス、パーティードレスの詐欺サイトを検知した。一般的に高額なドレスを80%オフなどの売り文句で呼び込み、詐欺行為を行う手口となっている。犯罪者はシーズンによって需要のある商材を取り上げた詐欺サイトを立ち上げる傾向が強く、注意が必要としている。