日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は5月29日、同社が全世界で展開しているIBMセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)のひとつ「Tokyo SOC」を拡充し、サイバー・セキュリティ分野のビジネスを強化すると発表した。具体的には、セキュリティ・オペレーション・センター、セキュリティ・ビジネス・センター、セキュリティ人材開発センターの3つの機能を拡充する。Tokyo SOCは、従来から提供している「セキュリティー運用監視サービス」の日本の拠点としての機能に加え、スペースの拡大や機器の設置などの拡充を図るほか、セキュリティ製品の技術検証やデモなどをビジネス・パートナーと実施するセキュリティ・ビジネス・センターの機能も持たせる。また、国内のセキュリティ人材の育成を図るため、グローバル規模で培ってきた経験や知見を生かしてセキュリティ人材育成の研修を開発し提供する、セキュリティ人材開発センターとしての機能も持たせる。研修の開発においては、情報セキュリティ大学院大学と協業し、産学連携を図る。