独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は5月16日、「セキュリティ・キャンプ全国大会2014」の参加者募集をIPAのWebサイトで開始したと発表した。本キャンプは、情報セキュリティ人材の育成の一端を担うべく2004年から行われているもので、今年で11回目となる。今回は8月12日から16日までの4泊5日、千葉県千葉市のクロス・ウェーブ幕張で開催される。応募資格は日本国内に居住する、22歳以下の学生・生徒(2015年3月31日時点の年齢)、定員は約40名。参加費は無料(自宅と会場間の交通費、宿泊費、食事代、講義代、テキスト代、機器使用料は主催者が負担)。キャンプでは、これからの情報セキュリティの課題に適切に対処できる人材の発掘・育成のため、情報セキュリティ分野への関心が高く、技能を高めたいという意欲のある若年層に対して、第一線の講師陣による高度な知識を提供する。本年の大会では、昨年度の「まだ見ぬ脅威を先取りし、防御を考えられる」というテーマをさらに強化する一環として、新たにWeb関連技術のような「進化が早い技術」を扱う一方、“コンピュータの深部”に踏み込み「コンピュータの動作原理」まで理解して、脅威の可能性を追求する技術を扱う予定。