浜松医科大学は3月15日、個人情報の院外への持出しおよびメールの誤送信について発表した。これは3月4日、同大学院医学系研究科の大学院生(30歳代男性)が、研究会での発表用データとして使用するため、匿名化や暗号化がされていない患者の個人情報が含まれるファイルを、個人所有のPCに入れて学外に持ち出したというもの。3月5日、研究会での発表を交代することとなった別の大学院生に、当該ファイルをメールで送信したところ、誤って第三者に送付した。このExcelファイルには、115名の個人情報(ID、氏名、年齢、性別、喫煙歴、治療状況等)が記載されており、パスワード設定はしていなかった。この大学院生は同日、誤送信先にメールを送り、ファイルの削除を依頼したところ、先方から「削除した」旨の返信があったという。