独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月28日、Synology Inc.が提供するNAS向けの管理OSである「DiskStation Manager」に認証情報がハードコードされている脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。現時点で対策方法は公開されていない。「DiskStation Manager 4.3-3810 update 1 およびそれ以前」には、VPNサーバモジュールに認証情報がハードコードされている脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にDiskStation Managerにログインされ、VPN 内の他のデバイスにアクセスされる可能性がある。JVNでは、DiskStation Managerの管理画面からOpenVPNを無効にすることで、本脆弱性の影響を建言できるとしている。